2025.12.05
MEDIA

“世紀のカップル” ソン・イェジンとヒョンビンが、青龍映画賞の新たな歴史に名前を刻んだ。
韓国映画の祭典、第46回青龍映画賞が11月19日、ソウル・永登浦区汝矣島洞のKBSホールで熱い注目の中、幕を閉じた。この日の授賞式で映画『仕方がない(原題)』は、最優秀作品賞をはじめ、監督賞(パク・チャヌク)、主演女優賞(ソン・イェジン)、助演男優賞(イ・ソンミン)、音楽賞(チョ・ヨンウク)、技術賞(チョ・サンギョン=衣装)まで受賞し、6冠に輝いた。

今年、青龍映画賞で最多となる12部門にノミネートされ、有力候補と注目されていた『仕方がない(原題)』は、予想通り最優秀作品賞を含む主要部門を席巻し、ウェルメイド韓国映画のプライドを守った。『仕方がない(原題)』は、人生に満足していた会社員が突然解雇され、妻と2人の子ども、そしてやっと手に入れた家を守るため、再就職を目指して“自分だけの戦争”に挑む姿を描いた作品。ドナルド・E・ウェストレイクが1997年に発表した小説『斧(The Ax)』を原作にしており、パク・チャヌク監督が20年以上かけて映画化を準備してきた渾身の作品だ。


今年の青龍映画賞を最も熱く盛り上げ、歴史に残る大きな話題となったのが、“青龍史上初の夫婦での主演賞” 受賞だった。
『ハルビン』で大韓義軍参謀中将アン・ジュングン役を演じたヒョンビンが主演男優賞を、『仕方がない(原題)』で、危機のときほど強くなるマンス(イ・ビョンホン)の妻イ・ミリ役を演じたソン・イェジンが主演女優賞を受賞し、夫婦そろっての受賞という快挙を達成した。
ヒョンビン&ソン・イェジン夫妻は主演賞だけでなく、人気スター賞も受賞し、それぞれ2冠を獲得した。
2018年公開の『ザ・ネゴシエーション』以来、映画『仕方がない(原題)』で7年ぶりにスクリーンへ戻ってきたソン・イェジンは、家族の中心を支えるマンス(イ・ビョンホン)の妻ミリとして、圧倒的な存在感を放った。
ソン・イェジンはこれまで、
・2003年『ラブストーリー』で第24回青龍映画賞 人気スター賞
・2008年『妻が結婚した』で第29回青龍映画賞 主演女優賞・人気スター賞・ベストカップル賞
・2010年『白夜行-白い闇の中を歩く』で第31回青龍映画賞 人気スター賞
・2016年『ラスト・プリンセス 大韓帝国最後の皇女』で第37回青龍映画賞 人気スター賞
を受賞しており、なんと 17年ぶりとなる2度目の主演女優賞 を今回獲得した。
ソン・イェジンは、「目の前が真っ暗になる思いです。27歳の時、初めて青龍映画賞の主演女優賞を受賞した記憶がよみがえりました。当時の受賞スピーチで“27歳の女優として生きるのは大変だ”と言いながら、この賞が自分の力になると思う、と話したことを覚えています。もうすぐ40代半ばに差し掛かろうとしている今、7年ぶりの映画であり、パク・チャヌク監督の作品だったので、とてもワクワクして嬉しかった反面、うまくできるかという心配も大きかったです。多い分量ではなかったにもかかわらず、ミリというキャラクターをしっかり作り上げてくださり、本当に感謝しています」と語った。
続けて、「結婚して母になり、さまざまな感情や世界の見え方が変わってきているのを感じています。良い大人になりたいし、その中で成長しながら、皆さんのそばにいられる素敵な俳優になりたいと思っています。最後に、私がとても愛する2人の男性、キム・テピョン(ヒョンビン)さん、そして息子のキム・ウジンと、この喜びを分かち合いたいです」と微笑んだ。
画像提供:스포츠조선
出処:https://m.entertain.naver.com/home/article/076/0004348650